今やAI(人工知能)は、
- 医者が発見できなかった癌(ガン)を発見
- LINEで人とコミュニケーションをする
- 囲碁で世界チャンピオンに圧勝する
- オリジナルの曲を作ったり、ニュース記事を書く
といった、様々な分野でその力を発揮し始めています。
「人間の仕事がAIに奪われる」ーそれはそうでしょう。今までもテクノロジーによって、人間の仕事は奪われてきました。
だからこそ、先回りして、AI時代でも活躍できる能力や方向性を知り、そこにシフトしていく必要があります。
本記事では、AI時代で活躍するためにはどうしたらいいのか?それがとてもわかりやすく具体的に書いてある書籍のみを選抜しました!
全ての人におすすめ
18世紀頃までは農夫による「農業の時代」だった。人々は汗水垂らして畑で働いた。
しかし産業革命が起こり、工場労働者による「工業の時代」となった。この時代に必要とされたのは、強靭な肉体と不屈の精神力だった。
そして今度は、大量生産が機械でできるようになり、ナレッジ・ワーカーによる「情報の時代」が始まった。情報や知識が価値とされ、IT企業が席巻した。
そして、次の時代が目の前までやってきている。それは、AIによって、ナレッジ・ワーカーの職が追いやられ、クリエイターや他人と共感できる人による「コンセプトの時代」だ。
このコンセプトの時代に必要とされる力は、より「右脳型の能力」であり、それらが6つの感性としてまとめられている。
具体的には、以下の6つだ。
- デザイン
- 物語
- 全体の調和
- 共感
- 遊び心
- 生きがい
これらの詳しい説明や身につけ方といった内容が本書には書いてある。
読んでみた感想として、この本は2020年以降を生きる全ての人が頭に入れておいた方が良い内容だと思った。
AI・ロボットの時代に、どんなスキルが必要とされるのか?その答えをこれほどまで明快に、わかりやすく述べている本を他に知らない。
特に、忙しいビジネスマンこそ、ロジカルに考える「左脳型思考」に染まっているので、そういった方はぜひ読んでほしい。ロジカルというのは、一番AIやコンピュータが得意なところだからだ。
経営コンサルでロジカル脳を徹底的に鍛えた筆者が、ハイ・コンセプトに感銘を受け、アメリカのデザインスクールで学んだ観点を取り入れ、そのノウハウをまとめた本。
ほとんどのビジネスマンは、PDCAを回したり、一つ一つ情報を棚卸しして分析していくようなロジカルな手法を取って、事業を伸ばそうとしている。それは正しいが、あくまで、1年間で100を105に上げる程度のものである。
では、100を300とか500とかに急激に上げるためにはどうすれば良いか?ー筆者が提案する方法は、「妄想」をスタート地点とする。
イノベーションというのは、改善からは生まれない。テレビも、飛行機も、ネット検索も、ある時、どこかの研究者や起業家が思い描いた「こうなったらいいなという妄想」がスタート地点となった。
では、その妄想から具体的にどうやってプロダクトやサービスに繋げていけば良いのか?ーその答えが本書に書いてある。
例えば、
- 「余白づくり」が全ての起点になる
- 言語モードをオフにして、ありのままによく見る
- 妄想を1枚の絵にする「ビジョン・スケッチ」
- 「ツッコミ」のアンテナを鍛える「違和感ジャーナル」
- アナロジー式「アイデア・スケッチ」
などだ。クリエイティブなことなんて苦手!そういった人ほど、これを読んでこの通りに実践してみてほしい。きっと、自分の中に眠っている能力が徐々に開花されるようになる。
読んでみた感想として、こちらも「ハイ・コンセプト」と同様、具体的な実践手法が満載で、何度も何度も読み返しながら、実践を繰り返すことで、徐々に使いこなせるようになっていくのを感じる。これは、普通のビジネスマンが普通にビジネスをやっていたのでは決して身につかない、突き抜けた成果を出すため、または突き抜けた新しいものを生み出すためのメソッドである。
新規の商品やサービスを考える時、まず最初にやるべきことは通常、「誰かの課題・欲求」に注目し、その問題・悩み解決を商品やサービスにつなげるということだ。
しかしそれは、あくまで他人が持っている課題・欲求に対する解決手法を提供することになるので、自分のモチベーションに限界がある。
自分がやりたい!と思ったことを優先するのではなく、他者が解決したい!と思ったことを優先することになってしまう。
しかし、突き抜けた成果を出した人、突き抜けて成功した人は、こういう手法を取っていないケースも多い。では、どういう手法を取っているかというと、「これがああだったらいいな。こんなことができたらいいな。」という、ビジネスに関係なく、自分の中で発生したモチベーションをスタート地点としている。
ハイ・コンセプトとセットで、こちらも読んで実践してみると、どんどん右脳型でクリエイティブな能力が開花されていく自分に気づくだろう。
上記で紹介した本と比べると、こちらは割とあっさりしている。
IT社会の最先端で活躍している、ホリエモンと落合陽一氏の目線から、各仕事がどのように変わるか?という内容が書いてある。
例えば、
- 一部を除いたエンジニアの給料は安くなる
- ビジョナリーな経営者以外の管理職は不要
- スポーツの監督もAIの方が適切な判断ができる
- 判例の理由を学習させた裁判官AIの正答率が8割超え
- AIが個々の生徒に合ったカリキュラム設定をする
- 診断はAIに任せ、医師は治療・手術に専念する
などといった具合に、テクノロジーや最先端の事例に詳しい2人だからこその具体的内容が満載となっている。
読んだ感想として、各職業ごとにどうなるか?という予想が書いてあるので、読んでいてとても楽しい。テクノロジーに詳しかったり、著者の2人の話を普段からよく聞いている人にとっては聞いたことある話が多いかもしれない。
「なくなる仕事」だけでなく、「新たに生まれる仕事」についても豊富な事例が記載されているところがポイント高い!
「私文系だからな…」「テクノロジーとか苦手…」という人ほど読んでほしい1冊!
まとめ
AI時代には、ロジカルであることや知識があることには大した価値はなく、人の心を動かせる力、新しいものを創造できる力といった、答えが一つではなく多数あり得るものが、発展していくはずです。
右脳的な力って、学校のテストみたいな答えが一つのものとは真逆で、人それぞれ答えが違うし、良いものも一つではないですよね。
かといって右脳的だったら何でも良いのかというと、そうではなくて、人の心が動かないと意味がない。
だからこそこれからは、心理学やマーケティングのようなジャンルも、誰もが知っていて当前といった時代になるかもしれませんね!
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