【誕生10周年記念】ビットコインの歴史を相場と共に振り返る

2008年10月31日。

同年に起こったリーマンショックからまだ世界が立ち直っていない頃、一つの論文が世界を騒然とさせました。

「Satoshi Nakamoto」という名でネット上に提出されたその論文は、世界中の開発者達を熱狂させるのに十分な内容でした。

そう、ビットコインの元になった論文です。

日本語版はこちら

そして、それからおよそ2ヶ月後、2009年1月3日、ビットコインのブロックチェーンの最初のブロック(genesis block)が誕生しました。

そして、2009年1月9日、ビットコインの最初のバージョンがリリースされました。これにより、Satoshi Nakamotoがテストしていたビットコインネットワークに誰でも参加できるようになりました。

この時のビットコインの価格はいくらだったでしょう?

…0円です。

まだ金銭的価値はありませんでした。

では、いつ価格がついたのでしょうか?

それは、2009年10月5日。

New Liberty Standardにより、ビットコインと法定通貨の交換レートが初めて提示されました。

この時の価格は1ドル=1,309.03BTC、1BTC=約0.07円です。これは、ビットコインの採掘に必要な電気料金から計算して提示された価格です。

2018年10月31日頃のレートが1BTC=約70万円のため、10年間で1000万倍になっています。

その他の主な2009年のニュース

  • ビットコインの送信が世界で初めて行われた
  • ビットコインと法定通貨間の交換が世界で初めて行われた

2010年

引用:Bitcoin日本語情報サイト

2010年5月22日、ピザ2枚(約25ドル)と1万BTCの交換がおこなわれ、これが実店舗での最初のビットコイン決済の例となりました。

そして、しばらくは大して変動がなかったビットコインの価格ですが、動きがあったのは7月11日。

コンピュータ系ニュースを中心に取り扱う電子掲示板である「Slashdot」にビットコインが取り上げられました

これにより、多くの人々にビットコインが知られるようになり、価格は一気に10倍になりました。

その他の主な2010年のニュース

  • 取引所「Mt.Gox」がサービス開始
  • ビットコインのバグにより、1840億BTCが偽造された
  • マイニングプール(Slush’s pool)が初めて採掘に成功

2011年

引用:Bitcoin日本語情報サイト

2017年末から2018年頭にかけて、仮想通貨バブルが発生し、その後一気に弾けて暴落したのは記憶に新しいですが、実は、2011年にも同じことがありました。

高騰のきっかけとなったのは、4月16日。

「TIME」誌で初めてビットコインの特集が組まれました。これは、大手メディアで初めてビットコインが取り上げられた事例でした。

引用:Time誌

これにより、1BTC=87円から、1BTC=1,489円と約17倍に高騰したものの、しばらくすると、急速に下がっていきました。

その原因となったのが、6月19日のMt.Goxから次々と続いた、取引所のハッキング被害です。

2018年と全く一緒ですね…

その他の主な2011年のニュース

  • Mark Karpelesが運営するTibanne社が、Mt.Goxを買収

2012年

引用:Bitcoin日本語情報サイト

初めてのビットコインバブル後に、大きくダメージを受けたビットコイン相場は、2012年には徐々に回復していきます。

この年の大きなニュースは、最初の半減期があったこと。

半減期

ビットコインのマイニング報酬が半分に減ってしまうこと。約4年に一度やってくる。

報酬が半分になるのだから、それまでにビットコインの価格が倍になっていないと、マイニングをする人達は割りが合いません。

半減期を設けることで、ビットコインの価格が長期的に上がっていきやすくなっています。

半減期の2〜3ヶ月前に、価格が高騰しやすいことは、ビットコイン以外の仮想通貨でもそうですが、この年も実際に高騰しています。

その他の主な2012年のニュース

  • FBIのビットコインに関するレポートが流出
  • WordPressがビットコイン決済を受付開始

2013年

引用:Bitcoin日本語情報サイト

2013年の後半、再びビットコインバブルがやってきます。

2013年10月14日に、中国ネットサービス大手の「百度(バイドゥ)」がビットコイン決済に対応することを発表して以降、中国の個人投資家の投機熱が加速。

「ビットコインで家が建った」という億万長者の誕生が報じられるほど、異常な盛り上がりを見せました。

またしても、2017年末から2018年頭にかけての期間と一緒ですね…

同年12月4日には、日本でもNHKで初めてビットコインに関する特集が報じられ、市場はさらに高騰しました。

…が、12月5日、ビットコインが史上最高価格を記録した同日、中国政府が金融機関によるビットコインの取り扱いの一切を禁止することを発表しました。

これに伴い、中国の取引所が自主的に一時サービスを中止するなどして、悪夢の大暴落のはじまりとなりました…

その他の主な2013年のニュース

  • キプロス危機により、ビットコイン価格が上昇
  • 世界初のビットコインATMがサービス開始
  • オンライン闇市場のシルクロード運営社が逮捕された

2014年

引用:Bitcoin日本語情報サイト

中国政府による、ビットコイン取引禁止発表による大暴落から始まった2014年。

2月24日、当時世界最大の取引所「Mt.Gox」が、ハッカーにビットコインを盗難されたとして、取引を中止し取引所を閉鎖しました。

それをチャンスと見たか、2017年頃の国内最大手の取引所は全て、この年に参入しています。

Zaif(の前身)、BTCBOX、bitFlyer、bitbank、Quoine、Coincheck

まさに新旧入れ替わりの年で、最大手3社のbitFlyer、Coincheck、Zaifが全て新規アカウント登録を停止し、SBI、LINE、DMMなど大手企業が次々と参画した2018年によく似ています。

その他の主な2014年のニュース

  • マイニングプール「Ghash.io」のハッシュレートが51%に到達
  • 米「DELL」社がビットコイン決済を受付開始
  • 米「Microsoft」社がビットコイン決済を受付開始

2015年

引用:Bitcoin日本語情報サイト

2013年末〜2014年頭のダメージをひきずったまま、2015年は年間通して停滞し、年末にかけて高騰しました。

この年の大きなニュースは「Mt.Gox」経営者「Mark Karpeles」が逮捕されたことでしょう。

ビットコインに対する賛否も分かれ、規制とハッキング被害の狭間で投資家は悶々とした日々を送りました。

その他の主な2015年のニュース

  • ニューヨーク州のビットコイン規制「BitLicense」が正式発表
  • ビットコインのフォーク版「Bitcoin XT」「Bitcoin Unlimited」がリリース
  • 欧州司法裁判所がビットコインはVAT(付加価値税)の課税対象外との判決を下した

2016年

長い停滞期を乗り越え、この年、ビットコインは羽ばたき始めます。

3月1日に「DMM.com」、4月27日にPCゲームプラットフォーム「Steam」でビットコイン決済が開始されました。

そして、決定打は2回目の半減期

7月の半減期のおよそ2ヶ月前にビットコインの価格は大きく高騰しました。

その後、「Bitfinex」のハッキング被害などで一時下落したものの、年末にかけて価格はどんどん高騰し、価格は綺麗な右肩上がりに。

その他の主な2016年のニュース

  • ビットコインのフォーク版「Bitcoin Classic」がリリース

2017年

…残念だ。

2017年後半の高騰があまりに大きすぎて、それまでの高騰もすごかったのにショボく見えてしまう…

どれくらい凄かったかというと、以下。

一年間で凄まじく高騰しています。ビットコインは年末下がったため、少し倍率が下がっていますが、年始は1BTC=10万円だったのに、12月頭には1BTC=240万円を記録しました。

この年はビッグニュースが多すぎて何を話そうか迷うw

それくらい話題に溢れた年で、現在有名な仮想通貨ブロガーも、ほとんどこの年に参入してきています。(ex.イケハヤさん、ポインさん、丸の内OLさん)

ビットコインが12月から一気に急降下してしまった要因は、CBOEとCMEにビットコイン先物が上場し、機関投資家が売り浴びせを行なったからだと思われます。

また、他の要因としては、12月頭に最高値を記録したビットコインに集まった資金はその後、アルトコインに流れ、RippleやNEMはもちろん、もっとマイナーな通貨も軒並み高騰しました。

当時、自称「草コイン投資家」が巷に溢れていたことは記憶に新しい。

“何を買っても高騰する”まさに「仮想通貨バブル」だった…

その他の主な2017年のニュース

  • 中国当局による取引所立ち入り検査と規制発表
  • 中国に代わり、日本がビットコイン取引高の世界一に
  • ビットコインキャッシュがビットコインから分裂して誕生
  • 中国のICO禁止および主要取引所の閉鎖によるチャイナショック

2018年

バブルの中、幸福の絶頂の仮想通貨民たちは、年が明けた頃はまだ夢の中にいた…

ここで思い起こされるのは、投資家「ジョン・テンプルトン」の言葉だ。

ジョン・テンプルトン
強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく。

2017年末から2018年頭にかけては、完全にこの「幸福感」に浸っている状態だった。

事件が起こったのは、1月26日の午前0時過ぎ。

コインチェックで約580億円相当のハッキング被害が発生。

これをきっかけに、仮想通貨の価格は軒並みダウン、幸福感から一転し、冬の時代を迎えた…

その後、価格帯の上下幅は徐々に収束し、2018年10月31日現在、まさに今、大きく拡散しようとしているところだ。

まとめ

現在は、市場が総悲観となっている状態です。

新しいお金は流れてこず、2017年にあれだけ夢中だった多くの人が仮想通貨の投資から離れています。

以下をご覧ください。

過去に暴騰した、2011年の時も、2013年の時も、市場はすぐには回復せず、数年かかりました。

だからこそ、以下のようになることを確信しています。

だからこそ、言いたいことはこれです。

「まだまだチャンスは残っている!」

そして、

ビットコイン、生誕10周年おめでとう!!!

これからも投資家に多くの夢を与えてください。

《完》

ビットコインを買うためには、取引所でアカウントを開設する必要があります。

ビットコインなどの仮想通貨を始めたいと思った場合、まず最初に、日本円を仮想通貨に交換する必要があります。 例えば、銀行のA...

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