雲ってなに? 〜仮想通貨のチャート分析〜

twitterで流れるチャート分析の投稿で、雲のようなものが描かれているのを見たことはありませんか?

↑この雲みたいなやつです

これは、「一目均衡表(いちもくきんこうひょう)」と呼ばれる指標で、通称「雲」と呼ばれます。

一目均衡表とは

一目均衡表とは、時間の流れと相場のバランスを重視している指標です。

1936年に細田悟一氏が約2,000人のスタッフと7年かけて完成させたもので、現在では数多くのトレーダーから支持されています。

一目均衡表には、雲以外にも5本の線があります。

↑チャート分析ツールでは英語名で記載されていることも多いため、英語名も一緒に記載しています。

それぞれ、以下のような定義です。

  • 基準線:当日を含む過去26日間の最高値と最安値の平均値を当日に記入(長期線)
  • 転換線:当日を含む過去9日間の最高値と最安値の平均値を当日に記入(短期線)
  • 先行スパン1:基準線と転換線の中間値を、当日を含む26日先に記入
  • 先行スパン2:当日を含む52日間の最高値と最安値の平均値を、当日を含む26日先に記入
  • 遅行スパン:当日の終値を26日前に記入
  • 先行スパン1と先行スパン2の間の面積

「わー多くて大変!」と思われるかもしれませんが、よく見てください。

基準線と転換線についての定義を見ると、これ「移動平均線」ですよね?

さらに、移動平均線の記事の中で長期線と短期線の2つを用いる手法を説明しましたが、こちらについても当てはまります。

つまり、一目均衡表において、基準線が長期線(長期の移動平均線)、転換線が短期線(短期の移動平均線)となります。

ということで、5つの線の内の2つはこれで解決です!

移動平均線について

twitterの投稿や、youtubeの仮想通貨チャンネルなどで、上図の青線のようなラインがチャートに描かれているのを見たことはあり...

そしてさらに、上記の5つの指標と雲を使うとより精度高く分析できますが、雲だけを使う分析の方が初心者にはわかりやすく、よく使われているのもそちらです。ということで、今回は上記の中から、雲だけを使った手法を解説します。

今回の手法と、上記記事内の、2本の移動平均線を使った手法を組み合わせることで、トレンドの転換が読みやすくなります。

トレンド転換について

チャートは、ずっと右肩上がり、ずっと右肩下がりではなく、上がったり下がったりを繰り返しながら推移していきます。 ...

ローソク足と雲とトレンドの関係

一目均衡表では、ローソク足と雲の位置関係が重要です。

ローソク足について

取引所でビットコインなどの価格を見ていると、四角い棒がたくさんありますよね。 ↑こういうやつです ...

ポイントとしては、以下の3つになります。

  1. ローソク足が雲を上に抜ける → 上昇トレンド
  2. ローソク足が雲を下に抜ける → 下降トレンド
  3. 薄い雲をローソク足が抜ける → トレンド転換

1.

上昇トレンドの時は、基本的にローソク足は雲よりも上にあります。

2.

下降トレンドの時は、基本的にローソク足は雲よりも下にあります。

以上から、「雲を下から上に抜けたら買い」「雲を上から下に抜けたら売り」と安易に考えてしまった場合、痛い目を見ることがあります。

それが次の重要ポイントです。

3.

チャートの雲を見てみると、雲が厚いところもあれば、薄いところもありますよね?

雲は支持線や抵抗線を意味しています。要するに、雲はサポートラインやレジスタンスラインのようなものだということです。

サポートライン、レジスタンスラインについて

ローソク足のような、上がったり下がったりの細かい動きの他に、相場には「トレンド」という大きな流れがあります。 ...

強いサポートラインやレジスタンスラインのところで価格が反発するように、分厚い雲のところでは反発しやすいです。

つまり、分厚い雲は突き抜けても戻されやすく、トレンド転換しにくいと言えます。

上図の丸で囲んだ箇所について、分厚い雲を突き抜けたものの、すぐに戻されて再び雲に入ってしまっています。このように、分厚い雲の箇所は一度抜けても戻されやすいです。

逆に、雲が薄いところをローソク足が突き抜けると、トレンド転換しやすいです。

上図を見ると、ずっと雲よりも下で下降トレンドだった状況から、雲が薄い箇所(白丸の箇所)を下から上に突き抜けた後、そのまま上昇トレンドの波に乗って、高騰していきました。

(※上図は、ビットコイン・2018年4月の約1ヶ月間の4時間足)

このように、薄い雲をローソク足が突き抜けた時、トレンド転換したと判断します。

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